大腸炎に効く食べ物
りんご、人参、ヨーグルト、豆腐、味噌、番茶やほうじ茶などは、
大腸の炎症に効果的な食材です。
りんご
りんごには、食物繊維のペクチンが多く含まれ、大腸の働きを整える働きがあります。
リンゴには、カリウムも豊富で、摂り過ぎた塩分を外に排出する作用もあり、便がゆるい時などは、リンゴジュースにして飲むと効果的です。
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人参
人参に含まれる、水溶性のリグニンやペクチンなどの食物繊維は、整腸作用、下痢止め、風邪や冷え症の予防効果もあります。また、βカロテンも豊富に含まれているので、美肌効果も期待できます。
ヨーグルト
ヨーグルトには、良質なタンパク質やカルシウムの多く、腸内細菌の働きを活発にしてくれます。
腸内異常発酵などを防ぐだけでなく、悪いコレステロールを運ぶ作用もあるので、高血圧や動脈硬化の予防にもなります。
豆腐
豆腐には、良質なタンパク質やビタミン、ミネラルが豊富で消化吸収も豊富です。大腸の炎症に効く食材として、お勧めです。腸炎になると、栄養の吸収が上手くいかなくなるので、良質のタンパク質を補ってあげる必要があります。
味噌
豆腐と同じく、原料は大豆です。味噌汁に、野菜や海藻、豆腐などの具を、沢山入れて頂きましょう。野菜や海藻に含まれるカリウムは、塩分を外に出す効果もあります。
裏技ですが、味噌汁に、ヨーグルトをほんの少し入れると、旨みが増し美味しくなります。味噌汁1杯くらいなら、小さじ1くらいヨーグルトを入れれば充分です。
ほんの少し入れるだけなので、ヨーグルト臭くなる事もなく、旨みだけが増します。腸炎にも、ヨーグルトは良いですからネ。
番茶やほうじ茶
腸炎などで、下痢症状がある時は、薄めの番茶やほうじ茶を温めて頂きましょう。
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一言メモ |
腸炎は、出血性のもの、潰瘍性のものがあり、炎症のある場所によって、大腸炎または直腸炎と呼ばれます。
急性腸炎
急性腸炎は、多いと1日何十回も水溶性の下痢が出て、小腸の炎症が強い場合は、消化不良物も含まれるのが特徴です。
しかし、大腸だけの炎症の場合は、ただの粥状の下痢になります。そして量は少なくても匂いはキツイ場合が多く、中には粘液便が出る場合もあります。
小腸の炎症は、オヘソの周りが痛みますが、大腸の炎症の場合は、主に下腹部が痛みます。
急性腸炎は主に細菌感染によるものが多く、炎症が長引く腸炎を慢性腸炎と言います。細菌感染の場合は、抗生剤や、脱水の程度で点滴を用いる事もあります。
慢性腸炎
慢性的な下痢や腹痛、鳴腹などが長期に渡って続きます。中には、下痢を伴わない場合もあり、症状は、炎症のある場所や、症状の程度によって違います。食事療法で様子を見ていきます。
アルコールや香辛料などの刺激物や、冷たい飲み物は、腸を刺激してしまうので避けましょう。また、腸炎の時は、できるだけ温かい飲み物や、食べ物にします。
そして、下痢をすると脱水症状を起こしやすいので、充分な水分補給も大切です。腸炎が慢性化しないように、腸炎に効く良質なタンパク質、ビタミン、ミネラル等の栄養豊富な食材を、積極的に摂取しましょう。
お腹を冷やさないように、腹巻きをすると良いですね^^
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この記事を書いている人 学生の頃は栄養学を学んでいましたが、平成9年10月に調理師免許を取得しました。家族の健康の為に、そして料理の幅を広げるため、後に国際薬膳師となりました。栄養学とは、また違う切り口の薬膳は、自分にとっても、とても新鮮で奥が深く学べば学ぶほど、新たな発見がありました。今は、こうして家族の健康に寄り添い、薬膳を初めて体の不調もグッと改善された事を実感しているので、現在は見事に薬膳の世界に魅了されています○^^○薬膳は、本当に知れば知るほど面白いです♡ 薬膳club 管理人 miho sugiura |