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高濃度ビタミンC点滴の感想


・癌とどう戦う
癌になってから、実際に実践し
コレは良かった!と感じた事
Best3

・高濃度ビタミンC点滴その後
実際にやってみて分かった、メリットとデメリット

・癌からくる悪液質
タンパク質は必要?
断糖?それとも糖質制限?

・癌に効く食べ物

ずっと続く、温かさ。“手足が冷えて眠れない・・・はもうサヨナラ”

これは、あくまでも高濃度ビタミンC点滴をやってみた際の、私の個人的な感想になります。膵臓癌の母が、実際に行っていたもので、メリットもあれば、デメリットもあり、そして個人差もありました。
*高濃度ビタミンC点滴を、推奨している訳でも、否定している訳でもない事を、お先にご了承下さいませm(__)m

このような自由診療は、実際にやってみないと分からない事も多く、私の母も、実際にこの高濃度ビタミンC点滴を試す前に、もっと多くのリアルな情報があれば、どんなに良かったか?と、そう思ったので、少しでも、参考になればと思い、ここに書きとめておこうと思います。

手術できない膵臓癌が見つかった時は、すでに腫瘍マーカーがどんどん右肩上がりで、本当に生きた心地がしない中、この先の治療方針も立たないまま、ずいぶん悩みました。

手術できない膵臓癌手術も可能にする、神の手を言われる医師のいる病院や、ナノナイフなど、話を聞くだけでも、初診で2ヶ月先とか、待たされるのが現状でした。

そんな時に、見つけたのが高濃度ビタミンC点滴です。母と相談し、すぐに予約を入れ、週に2回ビタミンC点滴をするために通いました。

そして、とうとう2ヶ月待ちだった、大病院での予約日になり、お話を聞いてきましたが、残念ながら手術もナノナイフも、私の母はその条件に当てはまらず、無駄足となってしまいました。

結局また、振り出し戻ってしまったので、ビタミンC点滴だけは、そのまま続ける事にしました。

半年以上続けてきて、腫瘍は、一進後退はあるものの、癌が見つかった当初と比べると、若干だけ大きくなってしまいました。しかし、発見時は、ただ上昇を見せていた腫瘍マーカーでしたが、今は何とかギリギリ横ばい状態をキープしています。

この時点で思ったのは、この高濃度ビタミンC点滴だけに依存するのではなく、何かと併用が望ましい?のではと思いました。

あと、初めは50㎎打っていた高濃度ビタミンC点滴も、途中で75㎎、そして最後は100㎎まで増やしました。1回、100㎎の点滴に要した時間は、3時間30分ほどです。ゆっくりと時間をかけて100㎎のビタミンCを投与していました。

ただ、私の母の場合は、ほんの少しですが、腹水が貯まってきたので、高濃度ビタミンC点滴は、残念ながら途中で中止しました。腹水がある状態で、この点滴を受けると、効果を期待するどころか、逆に症状が悪化する事もあるので、受けられないそうなのです。

ずっと続く、温かさ。“手足が冷えて眠れない・・・はもうサヨナラ”

高濃度ビタミンCのメリット・デメリット


他の病院でも、いろいろと意見を頂く事ができました。そして、これまでやってきた高濃度ビタミンCですが、メリットもデメリット もありました。
高濃度ビタミンC点滴は、適切に、かつ効果的←実は、これがキモ)に投与されれば、腫瘍縮小や現状維持の貢献されるのではないか?と私も思います。

抗癌剤のような、辛い副作用は、ほとんどないです。何があるかと言うと、それは異常なほどに、とにかくノドが乾きます。水をガブガブ飲みたくなる?それでも足りない?そのせいでトイレに何回も走る?

でも、ようやく、その理由が分かりました。ビタミンC点滴の成分にナトリウムが含まれていたからです。大量に入ってきたナトリウムを、体は本能で外に排出しようとするので、そのために水分を必要とするからです。

点滴で、ビタミンCの血中濃度が200mgになった時点で、膵臓癌の活動性が、10分の1にまで減り、そして、このビタミンCの濃度が、さらに400mgまで上がると、ほとんどの癌細胞の動きが、ビタミンCによる特殊な科学反応によって、一旦停止する?と言われています。

ただ点滴の量は、多ければ多いほど良い!と言うわけではないらしく、少ない量でも、とても良く効く人もいるようなのです。癌の進行状況にもよりますが、このような効果を期待するには、短い時間で大量のビタミンCを体内に投与する必要があるようです。

例えば、体内にポートを埋め込んで、その場所から1時間くらいの短い時間で一気に落とす感じです。そうする事で、血液中のビタミンC濃度があっという間に上がるそうなのです。

この方法だと、血中のビタミンC濃度は、一気に350㎎以上~400㎎も普通に超えるのだとか?

私の母の場合は、静脈から、ゆっくりと点滴を投与するタイプだったので、血中のビタミンC濃度は、75㎎の点滴をしても、200㎎を超える程度・・・それから量を、さらに増やし、3時間30分かけて、100㎎の点滴をして、ようやく血中濃度が300㎎を超えた感じです。

このようにダラダラと点滴を打つ事に加え、大量の水分を摂っては、すぐ尿として出していたわけなので、血中濃度もなかなか上がらなかったのかもしれません。とは言え、水分を控えれば良いのか?と言う問題でもなさそうです(汗)

素人判断では、ビタミンCを沢山投与した方が、癌に効く!感じがしますが、投与に時間がかかるので、100㎎のビタミンC投与でも、効果が半減してしまうのかもしれません。このような経緯から、静脈からのビタミンC点滴は、ただ沢山の量を打てば良い!と言うものではないようです。

また、この事に加え、体内に癌があると大量のビタミンCを消費するので、健康な人よりも、血中濃度が上がらない傾向もあるそうです。このビタミンC点滴を受けるにあたり、ビタミンCに防腐剤などの添加物が入っていないか?など、いろいろと下調べはしたつもりだったのですが、こうしてやり終えて見ると、後から分かる事も沢山ある!ものだと、気づかされます。

ただ、実際のところ、私の母がやったような、静脈からの点滴は、あまり早くビタミンCを落とし過ぎてしまうと、体に負担がかかる?のも事実なので、短時間で投与する事は難しそうです。このような、静脈からの点滴は、ある程度の時間をかけて投与されるのが普通だからです。よって、静脈からの点滴を否定する訳ではありません(汗)

ただ、どうしてもダラダラとビタミンCを投与する事になるので、期待するほどの血中濃度になるのは、少し難しい?と言うのが現実のようです。

私の目標は、ビタミンCの血中濃度、400㎎で癌が一時停止し、このまま現状維持してくれればと思い初めたのが、キッカケです。凄~く期待し過ぎた訳ではなく、そうなったら良いなと始めました。(←本当は結構、期待していた・・・・。どっちだ!!)しかし、実際は思うように血中濃度が上がりませんでした。そして、今頃になって、その血中濃度が上がらなかった理由が分かりました。しかし、皮肉にも、今は、腹水のため、ビタミンC点滴ができない状況なのです。

もし、初めから、このような事が、すべて理解できていたのであれば、癌の末期である膵臓癌に対して、静脈からの点滴ではなく、短時間でビタミンCを投与する選択をしていたと思います。こればかりは、実際に治療を受け、医療従事者からの情報量もないと、手探りで治療法を探している、癌患者の家族は、なかなか知り得る事ができません。私も実際にそうだったからです。

癌は、待ったなしです。本人もそうですが、家族も一刻も早く救いたい気持ちや焦りがあります・・早く治療を!と思うわけで、あまり悠長に時間をかけている余裕もないので、この点が、いつも何を始めるにしても非常にもどかしいのです(泣)

命がかかっていますし、無知なのは本当に怖いと感じます。結局のところ、高濃度ビタミンC点滴を受けてみた感想としては、信頼できる病院選びが一番大切なのではないでしょうか?癌を、何とかしたいわけなので、血中濃度をどれだけ上げる事ができるのか?がキモだと感じました。ただ、やってみないと分からない部分もあり、対処が難しいところです。

事前にしっかり、納得が行くまで相談し、後悔のないように・・・・。せっかく、高濃度ビタミンC点滴をするなら、しっかり効いてくれた方が良いに決まってますから(汗)

あと、高濃度ビタミンCは、保険がきかないので、費用も高額です。仮に現状維持目的ともなれば、ずっと続ける事になるので、時間とお金が必要になる点もデメリットになります。事前に、しっかりと計画を立てる必要があります。

これから、ビタミンC点滴をお考えの方に、少しでも参考になればと思います。


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この記事を書いている人

学生の頃は栄養学を学んでいましたが、平成9年10月に調理師免許を取得しました。家族の健康の為に、そして料理の幅を広げるため、後に国際薬膳師となりました。栄養学とは、また違う切り口の薬膳は、自分にとっても、とても新鮮で奥が深く学べば学ぶほど、新たな発見がありました。今は、こうして家族の健康に寄り添い、薬膳を初めて体の不調もグッと改善された事を実感しているので、現在は見事に薬膳の世界に魅了されています○^^○薬膳は、本当に知れば知るほど面白いです♡

薬膳club 管理人 miho sugiura



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