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糖尿病食のカロリー制限と糖質

糖尿病と診断されてしまったら、まず気にしなくてはいけないのが、食事内容の見直しや、それに加え、出来るだけ運動しましょう!なんて事をサラッと言われちゃいます。

いきなりの事で、なかなか気が進まないものです(T-T*)

今までどおり、好きな物を食べたい!と思うのは、とても自然な事だからです。

しかし、糖尿病になるとカロリー制限などの食事指導がされますので、なかなか今まで通りとはいかないかもしれません(泣)

常に・・・

カロリーを気にされながら食事療法!

をされている方も多いのではないでしょうか?

当時、糖尿病を患っていた私の父も、一目で分かる食材カロリー一覧表を持っていました。

しかし、本当は摂取カロリーも大切ですが、糖の摂取量を減らす!事の方が大切??

糖尿病の予防や症状緩和で、一番重要なキモの部分は、
血糖値を急上昇させない!!
と言う事です。

それは血糖値が急上昇してしまうと、これは大変だ?と言う事で、膵臓はインシュリンを過剰分泌させようするからです。

これでは、膵臓は、大忙しで非常に疲れてしまいます。インシュリンを上手く出せなくても、無理のない状況です。糖尿病だけでなく、今は膵臓の病気も急上昇しています!

インシュリンを大量分泌させない事は、膵臓のエコにつながります。糖尿病と膵臓は、とても密接な関係にあります。

幾度もインシュリンの過剰分泌が頻発すると、しだいに高血糖の状態が長く続き、なかなか食事前の血糖の戻りにくくなってしまいます。

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血糖を上手くコントロールできなくなり、正常値を超えてしまうと糖尿病と診断されます。

このように、血糖の急上昇させる?と言う、危機的状況を作っているのは、実はカロリーよりも糖質(@Σ@;)

つまり、いくらカロリーが低い食べものを選んだり、制限カロリー内に抑えても、糖質量が多いものを食べてしまえば、一気に血糖値が急上昇している事になります。

同じ糖質でも、GI値の低い糖質であれば、ゆっくりと血糖が上昇しますので、過剰摂取にさえならなければ、ベストな選択となります。

カロリー制限しているにも関わらず、あまり成果が出ていない?と言う方は、カロリー制限はできていても、糖質が多めな食品を選んでいないか?一度振り返ってみましょう。

糖質は体内で分解されると【ブドウ糖】になり、たちまち血管内へ一直線に進み、ガッーっと血糖値を上げてしまうので糖尿病の人は、控えると同時に、糖質を摂る際は一工夫する必要があります。

逆に、脂質やタンパク質は、肝臓で分解されてから【ブドウ糖】にかわるので、血液に入るまで時間を要するので、血糖が急上昇する事はありません。

例えば、
少し究極的な選択ですが・・・・
お饅頭などの和菓子か、洋菓子のいちごのショートケーキか?選ぶとしたら、どうでしょう?
どちらも糖質が高く、甘いお菓子です。

究極ですが、このどちらかを選べ?と言われるのであれば、いちごのショートケーキの方が正解です。

いちごのショートケーキの方が脂っこいしカロリーも高いので、できれば避けるべきですが・・・

これらの洋菓子に必ずと言って含まれるバターなどの脂質は、糖質の吸収を邪魔し遅らせます。

そして、脂質を分解し消化するのにも時間もかかるので、糖質の吸収じたいも遅らせてくれます。

そんな理由から、どちらかを選べ?と言われれば、いちごのショートケーキと言う事になります。

そして、食物繊維の多い野菜や海藻類、キノコ類などは、ほとんど糖がないので、逆に糖質の吸収を抑える作用があります。

つまり、この糖質と上手く向き合い、血糖の急上昇を避ける!事ができるか?どうか?が大きな課題となる!感じです。

よって、食事の際に、何を先に食べるか?がとても重要になる理由です。どうしても食べたい食品が、もしGI値の高い糖質を多く含んでいる場合は、これらを食品は絶対に後回しにするなどの工夫をしましょう!!

同時に、制限カロリー以内に抑える事も大切です。高カロリーにならないように、今まで通り注意しましょう。

糖尿病の予防改善
上記のような理由から、糖尿病は、インシュリンの過剰分泌が問題なので、それを改善するには、糖質量を減らしてあげれば、血糖をコントロールできるようになってきます。

糖質と言えば、穀類や麺類、パンなどに含まれる炭水化物(ブドウ糖)、そして果物(果糖)や調味料などにも含まれます。まずは、糖質を制限をしながら食生活を見直していきましょう。

今までの生活習慣を変える必要性はありますが、糖尿病と上手く付き合う事ができれば、糖尿病は決して怖い病気ではありません。

逆にこれまで以上に健康状態に気を払うようになる事で、何も気にとめず生活しているより、長生きできる方も多いです。

糖尿病は、症状が重くなると医療費もバカになりません。糖尿病と診断されれば、毎月必ず血液検査をし経過観察が必要になります。これが永遠と続く?

この毎月の検査代だけなら良いですが、薬で血糖をコントロールしなくてはいけなくなると、毎月の血液検査以外に、薬代も発生してきます。

症状をコントロールできなければ、この毎月の医療費は、どんどん右肩上がりになり、長期的なローンを組む事と同じようなものです。

何らかの症状が出てからでは、さらに、毎月の治療費も跳ね上がり、体へのリスクも増してきます(汗)

薬を飲まれている方
「薬でコントロールしてるから大丈夫?」
「1回くらい薬を忘れても大丈夫?」
は危険です!症状悪化(治療費倍増)に拍車をかけてしまうので、薬の飲み忘れには充分注意しましょう!

私の父や父方の親兄弟は、糖尿病の方が多くいました。しかし、その時の主治医は、糖尿病は決して治らない病気ではないとおっしゃっていました。

運動や、食事の摂り方に絶対的な工夫は必要ですが、必ず改善します。

とは言え、あまり厳格過ぎても、人間ですのでストレスがかかり長続きが難しくなるものです。ストレスは糖尿病に限らず、すべての病気に大敵です。

たまには、好きなものを少しだけ口にし、心の安定!を計る事も大切な事なのだそうです。そして、その後は必ずしっかり軌道修正をしていきましょう。(←非常に大事!!!)

これができないと、どうしても、ぬかるみにはまってしまいます。食べた分は、必ず相殺しなければなりません。上手く付き合いたいなら、メリハリが大切!と言う事は、絶対に忘れてはなりません。

これが出来ないと、必ず症状が悪化しますので注意しましょう。

好きな物は、もう食べられない?とか、もう治らない?と、ガッカリしないで下さい。

糖尿病になってしまっても、希望を持つ!事はとても大切だと私も思います。

糖尿病でも、楽しい人生を送りながら、血糖をコントロールできる?と言う事を、私は、目の前で症状が改善する姿を見てきたので、良く理解できるのです。

血糖値を下げるヤーコン茶
家では、糖尿病予防の為に、ヤーコン茶を愛用しています。例えば、食事の前にも、無調整豆乳またはヤーコン茶を飲むようにしています。豆乳やヤーコン茶は、血糖が急上昇するのを防いでくれるそうです^^

調味量で、どうしても甘みを付けたい時は、少量の本みりんです。なぜならば、GI値が15と低く、血糖の上昇が他の砂糖に比べると、非常に緩やかで、蕎麦より低いGI値です。

ただ、本みりんもスーパーに多く置かれているものは、砂糖や糖密を添加した物も多く存在します。

できれば、米と麹、アルコールだけで作られた本みりんがお勧めです。砂糖無添加で、しかもしっかり発酵している、本みりんは、色も濃いべっこう飴のような色をしていています。家では、三河の本みりんを愛用しています。

とは言え、カロリーもあり糖分である事にはかわりないので、摂り過ぎてしまっては本末転倒になってしまいます。

そこで・・・・
薄味で、少量の本みりんでも美味しく頂けるように、出汁を上手く使いこなすのがコツです!出汁にもいろいろあります!

まずは、定番のカツオ節です。
例えば、水1リットルなら、20g~40gのカツオ節を使います。

カツオ節は、多く使えば使うほど、濃い出汁が出るわけではないので、40g以上入れても、カツオ節の無駄使いになるだけなのでやめましょう^^

沢山のカツオ節=濃い出汁
ではなく、カツオの旨み成分が溶け出す量にも限界があります。

次は、昆布です。
昆布は水につけて置く事で、旨み成分が水に溶け出します。昆布水にしておけば、使いたい時にすぐ料理に使えて便利です。

昆布の表面は硬いので、旨みが出るのに、どうしても時間がかかりますので、私は、前日から水につけておきます。

さらに美味しい昆布出汁を作るには、土鍋で1時間保温します。

土鍋に、水1リットルのみを入れて、まずは一度沸騰させます。
沸騰したら火を切り、この段階で布巾で軽く拭いた昆布20g~40gを入れて、そのまま蓋をします。

後は、大きめのバスタオルなどで土鍋を包み込み、タオルがほどけないように洗濯ばさみなどで抑えておきます。
そのまま1時間放置(保温)します。

同じ方法で、鶏胸肉やささみなどを入れておくと、完全に中まで火が通り、しかもパサパサにならず、ジューシーな鶏肉になります。昆布だしを作る時、一緒に鶏肉を入れても良いです。鶏と昆布の出汁の出来上がりです。

昆布を加熱する際の注意!
昆布は、強火で長く沸騰させてしまうと、嫌なヌメリ成分が溶け出してきます。

ですので、出汁を取る時も沸騰直前で火を止めて、昆布だけ引き出すのですが、蒸し器を上手く利用すれば、高温になりすぎて、ヌメリが出る心配もないどころか、格段と美味しい昆布出汁が誰でも手軽に作る事ができ、ガス代も節約できます。

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★一言メモ★
出汁ではありませんが、茶碗蒸しにも応用可能です。茶碗蒸しは、土鍋を使えば、巣がたって失敗する事がありません!必ず、初心者でも成功します^^

茶碗蒸しの場合、土鍋の底に茶碗蒸しの容器の3分の1くらい水が浸るくらい入れます。
蓋をして火(中火)をつけます。土鍋には必ず小さな穴が開いているのですが、ここから蒸気が出てくるのを確認したら、火から降ろします。

出汁を作る時と同様に、タオルを巻いた状態で、1時間以上保温します。土鍋は非常に、保温効果が高いので、食べる直前まで、そのままでも問題ありません。

次に椎茸の出汁です。
そして、干し椎茸は、ビタミンも濃縮されていて、βグルカンも摂取できます。同じく、水につけて置けば、椎茸水となりますので、事前に仕込んでおきます。

だしは、ジップロックなどに小分けして保存して置くと、いつでも使えて重宝します。

最後に、煮干しです。
煮干しの臭みが嫌と言う方は、焼き干しいわしが、煮干しの3倍濃くて美味しい出汁がでるのでお勧めです。

臭みや苦みの多い、頭は内臓を取り除き、焼いてから干してあるので、あの独特な臭みや苦みがありません。

しかし、手間暇かけてつくられている分、お値段は煮干しより高めです(汗)

煮干しは、腹や頭に苦みがあるので、事前に取り除き、8時間以上水につけるだけでも、立派な美味しい水出汁ができます。加熱しない出汁なら、エグミが嫌な方にもお勧めです。

その後、加熱する場合は、沸騰したら弱火にして、アクをすくい5分だけ煮ます。

煮干しの保存
煮干しは、非常に傷みやすいです。美味しい出汁を作るためには、酸化を避けたいので、完全に密封し冷凍保存がお勧めです。常温だと、酸化するだけでなく質までも低下しますので注意しましょう。

応用として・・・・
干し椎茸や、煮干し、焼き干しいわしも、ミルなどで粉状にして保存しておけば、カルシウムや食物繊維も丸ごと摂取も可能です。粉末状なので、早く出汁が出る感じもしますが、あらかじめ水につけて置かないと、ただ粉っぽいだけで、良い出汁になりません。

このような出汁を上手く使えば、少量の塩や減塩醤油、味噌でも、食材の味を上手に引き上げ美味しい料理ができます。

GI値一覧表
GI値が低いものを、上手にセレクトする事が大切です。食事の際は、先にGI値の低い食材を先に胃に入れて、大好物(お楽しみ)は後に取っておきましょう^^

糖尿病の食事療法を成功させるには・・・
食べる順番に気を払い、ゆっくり血糖を上げられるような工夫ができれば、大成功です!きっと楽しい食事になるはずです。

糖尿病でも、前向きに良き人生が送れますように、影ながらお祈りしています●^^●

糖尿病に効く食材

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この記事を書いている人

学生の頃は栄養学を学んでいましたが、平成9年10月に調理師免許を取得しました。家族の健康の為に、そして料理の幅を広げるため、後に国際薬膳師となりました。栄養学とは、また違う切り口の薬膳は、自分にとっても、とても新鮮で奥が深く学べば学ぶほど、新たな発見がありました。今は、こうして家族の健康に寄り添い、薬膳を初めて体の不調もグッと改善された事を実感しているので、現在は見事に薬膳の世界に魅了されています○^^○薬膳は、本当に知れば知るほど面白いです♡

薬膳club 管理人 miho sugiura

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